
こんにちは、未経験でITエンジニア転職を目指しているいずみです。
先日AWS初学者がオススメ勉強法を試してみた記事を投稿しましたが、今回はその2回目です。
前回、何をやったかというと、「AWSトレーニング講師がピックアップ!AWS勉学の第一歩としてオススメな勉強法」という記事を参考に、AWSの扉を叩いたところでした。
今回は、勉強法の一つとして紹介されていた、AWSome Day Online ConferenceというAWS主催のウェビナーに参加してみましたので、レポートしたいと思います。
1. AWSome Day
AWS に関する基礎知識を 1 日で体系的に学ぶ無償のオフライン/オンラインのトレーニングイベントです。オフライン開催は日程など含めて調整中ですが、自宅から視聴できるオンライン開催もありますのでホームページでスケジュールをチェックしてみましょう。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-beginner-home-learning/
Contents
AWSome Day Online conference

どんな内容?
AWSとAwesome(素晴らしい!!)をかけた、すてきなネーミングですね
一言で言うと、AWSに関する基礎知識を約3時間で学ぶ無償のオンライントレーニングイベントです。
参加するメリット(イベントページから抜粋)
- 入門編として、AWSに必要な基礎知識と概念を短時間で学習できる。
- AWSの主要サービス(コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク)の基礎概要が理解できる。
- ウェビナー視聴中の疑問を1:1のチャットで質問できる
ということで、初学者の私にうってつけだなと思い、参加してみました。
AWSome Dayのざっくり概要
- 1セッションあたり30~40分を計4セッション
- スライドを元に、AWS社員2名が掛け合い形式で進行
- 1名がプレゼンと結構な頻度の質問、もう1名がプレゼンへの補足と結構な頻度な質問に回答
- 質問の例 : コンピューティングと聞いて、何を思い浮かべますか?といった初学者に寄り添った質疑
といった形式で、初心者向けにわかりやすく構成されている印象でした。
参加してみた所感
- #1でAWSの基礎知識を学んでいたので、既知の情報が半分、初めて知る情報が半分という割合だった。
- プレゼンターがしきりに「簡単に〜」、「数クリックで導入できて〜」、「数秒で設定できて〜」というキーワードを織り交ぜていた印象。実際やってみないと分からないけど、それほど導入が簡単なのだろうと思った。
- AWSには「責任共有モデル」という概念があって、利用者側とAWS側が管理する範囲が定められているので、「AWSにおんぶに抱っこ」だと勘違いしてはいけないなと思った。
ピックアップキーワード
#1でよく分からなかった単語について、今回のウェビナーでクリアになったので、まとめたいと思います。
ManagedとUnmanaged
一言でいうと、「AWSが」サービスの運用管理をManageしてくれるかどうかです。
Managedだと、AWSがManageするということなので、運用管理を一体として提供してくれるサービスのことを指します。
例えば、Relational DataBaseを提供してくれるAmazon RDSは、データベースの利用だけでなく、データベースのバックアップや障害時の復旧作業までAWS側で責任を持って行なってくれるそうです。
Unmanagedは、AWSがManageしないということなので、サービスだけ提供してくれるサービスのことを指します。
例えば、仮想サーバー(PCのような機能を有するもの)を提供してくれるAmazon EC2は、利用者側で管理運用を行う必要があります。「管理運用」の一例として、、、
- 使用量の増減に応じたサーバーのスケーリング
- 情報セキュリティ対策や障害対策
などは、Unmanagedの領域なので、利用者側で行うということですね。
サーバーレス
素人考えだと、大変な管理運用はできるだけAWSにやってもらいたい!と思ってしまいます。そこで、もっともAWSがManageしてくれるサービスとして、Amazon Lamdbaが紹介されました。
これはサーバーレスのサービスで、プレゼンターの言葉を借りると、「サーバーレスとは、そこにサーバーはあるけどその存在を気にしないで、サーバーを使える」ということのようです。
ちょっとイメージが難しかったので、深掘りしてみます。
AWS Lamdbaとは?
AWS Lamdbaは、「なんらかのイベントが起きたら、あらかじめ設定した処理(機能)が実行される環境」のことで、なんだかJavaScriptに似ています。
本来、Webアプリケーションを動作させるためには、実行環境や各種サーバー(DatabaseサーバーやWebサーバー)の構築が必要です。その点をEC2など用いれば、簡単に構築できるのでとてもありがたいのですが、何でもかんでもEC2で準備すると、それぞれ管理運用する手間が発生しますね。
そこで、非常にシンプルな機能(後述)に関して、処理を行うようLamdbaで準備しておけば、サーバーを介さず処理ができるという訳です。
シンプルな機能の一例として、、、
- Webアプリケーションの動的な画面遷移(日時ランキングなど)
- Alexaなどのチャットボット
などがサーバーレスで実装されています。
サーバーレスまとめ
- AWSで最もManagedなのは、AWS Lamdbaのサーバーレスサービス
- 運用管理はほぼAWSが行なってくれるので、利用者はトリガーと処理を記述するのみ
- トリガーが起動したときだけ料金が加算されるので、コストを劇的に削減できるらしい
今後の展望
AWSには、なんとも形容しがたい魅力がありますね。
現在制作中のWebアプリケーションのデプロイ環境を、herokuからEC2に置き換えてみたいです。こちらについても、まとめられたらと思います。