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こんばんは。TechCampの短期集中プログラムを受講し、未経験からエンジニア転職を目指すごんにんごんです。

先日、Railsを使ったWebアプリケーションを作る実践課題の中で、AWSのS3というストレージサービスを利用しました。

使うにあたってAWSへの登録やセキュリティの設定など、カリキュラムに従って行なったはいいんですが、結局AWSが何者なのかよくわかりませんでした。

そこで、今回は▼の記事を参考にしながら、AWSとはなんぞや?というスタート地点から、AWSの全体感まで掴んでいけたらと思います。

AWSを学んでいくプロセスとして、

  1. AWSが選ばれる理由やビジネスの活用事例からAWSの概要やメリットをなんとなく理解する(今日)
  2. AWSome Dayというウェビナーに参加し、基礎知識を体系的に学ぶ(5月25日予約済!!)

という具合で進めていこうと考えています。

AWSを学ぶため最初に何をするべき?

この記事を執筆されたAWSトレーニング講師の西村さんは、まずは「AWSが選ばれる理由やビジネスの活用事例から、ビジネスにもたらす効果を事例ベースで学ぶ」と言っています。AWSでなにができて、クラウドのメリットは何なのか理解することが、「勉強する動機付けになる」ということです。

そのためのオススメリンクとして、以下3つが紹介されています。

  1. AWSのクラウドが選ばれる10の理由
  2. AWSの導入事例
  3. AWS Summit 2019のセッション資料・動画一覧

いずれもAWS公式サイトのプロモーション記事です。西村さん曰く、特に1.が「図や表を用いて読みやすく、AWSのポイントがシンプルな言葉で説明されていてちょうどいい」とのことなので、今回は1.に絞って読み解きたいと思います。

AWSのクラウドが選ばれる10の理由

①初期費用ゼロ/低価格

新しいWebアプリケーションやWebサービスを提供するためには、

  1. 高い初期投資:ハードウェアやサーバーの調達など
  2. 長いリードタイム:緻密な要件定義、複雑な設置など

大きなハードルがありましたが、AWSはそれらを初期費用無料で提供できるとのこと。確かに、一個人の私でもタダでストレージサービスが利用できました。

料金体系は、従量課金(使った分だけ請求)だから、必要な時に必要な分だけITリソースを使えると。利用者側は柔軟に利用できますね。

②断続的な値下げ

AWSは2006年にサービス開始以降、サービス提供規模を急拡大しており、そのスケールメリットの恩恵からITリソースの維持コストを抑えられている。

このコスト削減分を、ユーザーへの提供価格値下げに還元させているとのこと。前職のメーカーでは、原材料費や輸送費の高騰の影響で、相次いで製品価格の値上げをしていたのですが、AWSはむしろ自動的な値下げが行われていくというトンデモなサービスのようです。

③サイジングからの解放

実務・利用経験がないので想像になってしまうんですが、従来は、、、

  • 一度投資したリソースの変更(サーバーを増減/メモリやストレージのスペック増減)は直ぐに出来ない。
  • そのため、変動するリソースの需要に対して、常に「余剰」や「不足」が生じる。

だったところが、AWSだと、、、

  • 数クリック、数分間で上記リソースの変更が可能。
  • これにより予想された需要に応じて、リソースを柔軟に変更できるので、無駄のない投資ができる。

ということでしょうか。素人目線でも、大きなコスト削減になると思いました。

④ビジネス機会を逃さない俊敏性

オンプレミス(実際にモノを設置する)と比べて、「とにかく早い」「使った分だけ」なので、素早いビジネス判断が可能のようです。

⑤最先端の技術をいつでも利用可能

AWSでは200を超えるサービスを提供しているそうです。私がカリキュラムで利用したS3もこのサービスの一つですね。さらに時代の潮流に沿って、機械学習・量子テクノロジー・ブロックチェーンなど、常に最先端のテクノロジーを利用できるようです。

もちろん最先端の技術を使えるのはありがたいですが、工数削減の観点で以下の方がユーザーメリットが大きいなと思いました。

ユーザーは、コンポーネント(システムの一部を構成する部品と理解してます)をAWSの豊富なサービス群のみで構築ができるので、、、

  • 開発者ツールはA社、セキュリティはB社・・・といった感じで、複数のサードベンダーとのやりとりを行う必要が無い。
  • AWSのサービスを利用すれば、再開発する必要が無い。

⑥いつでも即時にグローバル展開

AWSは世界各地に、25のRegion(5万台以上のサーバー?!を持つデータセンター)と81のAvailability Zone(複数のデータセンター群)を有しています。

つまり、アカウントを開設した時点で、世界中のデータセンターにシステムが展開できるようです。旧来、アメリカにシステム展開しようとしたら、現地視察や現地データセンターの契約などとんでもなく時間がかかる作業でしたが、AWSなら数分で作業が完了するとのことです。。。

⑦開発速度の向上と属人性の排除

マイクロサービスアーキテクチャという設計思想を採用。APIを通じて各サービスは連携されているとのこと。マイクロサービスアーキテクチャがどのような思想なのかが読み取れなかったので、よくわかりませんでした。追加で調べてみたいと思います。

⑧マネージドサービスによる運用負荷の軽減

ITインフラの管理コスト削減の解決策として、サーバーレス(Amazon EC2など)フルマネージドサービス(Amazon S3など)が挙げられるとのこと。

EC2やS3のサービスについて、理解が浅いので、こちらもピンと来ませんでした。⑦と合わせて、調べてみたいと思います。

⑨高いセキュリティを確保

AWSのセキュリティ基本コンセプトは、共有モデルという考え方で成り立っています。

  • AWSがクラウド環境自体の責任を持つ。
  • ユーザーがクラウド内のセキュリティに対する責任と管理を担う。

⑩24時間365日、日本語によるサポート

先日紹介したgit-secrets導入の記事でも、「インスタンスを悪用されて困った際にAWSのサポートが手厚かった」と書かれてましたので、これはありがたいですね。

よく分かったこととよく分からなかったこと

長々と自分の所感も交えながら、まとめてみました。

よく分かったこと

  • 経営者、利用者双方でAWSを利用するメリットがありそう。
    • 必要なときに必要な分だけITリソースが調達できることで管理コスト削減
    • AWS内でコンポーネントを構築できれば、複数ベンダーとの契約や調整が不要。

よく分からなかったこと

  • マイクロサービスアーキテクチャの設計思想と「開発速度の向上、属人性の排除」の関係性
  • サーバーレス、フルマネージドサービスへの理解。そもそも、AWSのサービスがどういうものがあるのか。

ということで、5/25のAWSomeDayに向けて、よく分からなかったところは、追加で調べてみたいと思います。